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2012年11月、具合悪くて病院に行ったら「全身性エリテマトーデス(SLE)」と判明。 翌月退院して仕事にも復帰。 そんな私の、闘病と日常生活を書き綴ってます。

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特定疾患医療受給者証の更新

こんにちは、おはるです。

今日は珍しく日中の体調が良く、昼寝しなくて良さそうなので
昼間にブログを更新しちゃいます。

さて、7月に入る直前に1通の封書が届きました。
「9月末で特定疾患医療受給者証の有効期限が切れるから、
それまでにさっさと更新のお手続きをしなさいよ」という内容のもの。

そう、医療費を公費で負担してもらうために必要な
この「特定疾患医療受給者証」は、当然っちゃ当然ですが、
手にしたからと言って永久に使えるわけじゃないのだ。

でもなんだか、去年の11月にSLEの病気が判明し、
緊急入院したから母に特定疾患の申請手続きに行ってもらったのが
つい昨日のことのような気がする。
だから正直「もう更新の時期!?」って気がしてならないのだ。

まぁ、そんな私の気分はさておいて、更新とは具体的にどうするのか
簡単にメモっておきましょう。

以下に記載する内容は、あくまで私の病気(全身性エリテマトーデス)の場合の
更新手続きに必要な内容であり、その他の特定疾患の場合
内容が異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。

☆必要なもの☆

①臨床調査個人票

※ SLEでお世話になっている病院で発行してもらいます。
②特定疾患医療受給者証

※ 現在手元にあるやつ

③健康保険証

④住民票

※ 更新手続きのお知らせの中に住民票の申請書が同封されてまして、
その紙を持って区役所に行くと住民票の発行にかかる金額が無料になる

⑤同意書

2種類同封されてました。
Ⅰ:臨床個人票が研究に使用されることについての同意書
Ⅱ:所得区分を確認するため、保険者から情報提供を受けることについての同意書

⑥所得税額を証明する書類

生計中心者の所得税額を証明する書類が必要。
私の場合、実家暮らしで父親の方が所得が上だが、
私自身が生計中心者の扱いになるらしいので、自分のを持って行った。
(何で自分が生計中心者なのかはよく分からない)

で、昨年分の源泉徴収票を持っていきました。

この他に、身体障害者手帳や世帯調書などが必要なケースもあるそうです。


☆手続きの流れ☆

まず、①の臨床調査個人票を入手しに病院へ行きます。
当然のことながら、更新の手続きはみんな同時期にやりますので、
書類の申請窓口は激混み!!
ヤ○ザか!?と思うような口調でキレてるオッサンやら
何とか横入りしようとするオバサンやらでごった返してました。
こういう時、人間の本性って出るよね・・・

1時間近く並んでやっと私の順番に。
臨床調査個人票は、発行まで3週間かかるという。
7月1日から更新の申請受付を開始して、審査に2、3ヶ月かかるというのに
この書類の発行だけで3週間もかかってたら、受給者証が届くのが
10月1日に間に合わないじゃないのさー。その間の病院どうすればいいんじゃー!!

・・・と思ってたら、申し込みから3日後に「できました」と病院から電話が。
3日でできるものを3週間と言うのはいくらなんでも余裕持ちすぎじゃ!?
まぁ結局私の体調不良やら仕事の都合で取りに行くのは遅くなったけど。

臨床個人調査票の次は住民票です。
世帯全員の住民票が必要ですが、同封されていた申請用紙には
既に「世帯全員1通」とか必要なことがちゃんと書かれていましたので、
ホント、窓口に出すだけでいい状態になってました。

あとは記入した同意書や必要なものを一通り持って、最寄りの窓口へ。
ウチは札幌なので、区の「健康・子ども課」ってところが申請窓口になります。

窓口では書類の確認と、源泉徴収票のコピーを取られたくらいで、
特に面倒なことは何もありません。手続きも5分くらいで終わりました。

ただ、1つ残念なことが。
特定疾患はほとんどの医療費を公費で負担してくれるけど、
やっぱり多少の自己負担はあるんだよね。
その自己負担金には収入によるランク分けがされていて
それを確認するために源泉徴収票が必要なわけ。

私、23年より24年の方が収入が多かったらしくで、
どうやら次回から自己負担金が増える見込みらしい。

おかしくなぁい!!??

だって、一昨年は残業時間が100時間近い月もあるくらい
毎日のようにがっつり残業してたけど、去年はそうでもなかったんだよ!!

それに、去年は1ヶ月半入院したからその間の収入も減るわけで、
だから去年の方が収入が多いっていうのが私には納得できない・・・

でもめんどくさいから別に異議を唱えたりしませんけど。
今現在はバイトなんだから、あまり貧乏人をいじめないでください。
私が言いたいのはそれだけです。

余計な話で膨らんでしまいましたが、以上が特定疾患受給者証の
更新手続きに必要なものとその流れでございます。
あとは新しい受給者証が郵送されてくるのを、
首をなが~~~~くして待つだけです。
早くね。頼むよ。

では本日はこの辺で。
長文読んで下さってどうもありがとうございました。


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入院に関する会社の対応について

こんばんは。

木村屋の食塩無添加パンを試しにオーダーしてみたところ、
すんごく美味しかったのでご紹介しときます。

○食塩無添加食パン
http://www.kimuraya-net.jp/shop/c/c2119/

食パンカテゴリの中に『食塩無添加食パン』が潜んでおって、
1本単位で注文が可能になっていました。

私は自分で切るのがめんどくさいのでスライスしてあるやつにしましたが、
スライスしてないのもありました。(価格同じ)

で、これをトーストするとですねぇ・・・
外がカリっ、中がモチっとして実に美味しかったのです。

食塩無添加のパンはどこのお店も少し硬めではあるのですが、
それでもトーストしたら気にならないくらい美味でした。

今、これをお弁当にして会社に持って行ってます。
しかし、サンドイッチの場合は硬さがちょっと気になりますね。
トーストしなくても美味しく食べられる作り方を模索中です。


前置きなのに何か熱く語ってしまいました。
今日はタイトル通り、入院に関する会社の対応について書きます。

会社によって全然違うんでしょうが、何せ入院したのが今回初めてです。
他の会社の対応については全く知らないですが、
記録として書いておきます。

まず、ウチの会社には『産業医』がいます。
(ウワサには聞いていたけど、退院してから初めて会った)

詳しいことは後の記事に細かく書くつもりではいるのですが、
入院して、退院して、会社に復帰する時には
産業医と面談をして『復帰してOK』という許可をもらう必要があります。

もし、上記の決まりがなければ、私は退院翌日に会社に行ってたかも。
今現在も本調子ではないので、今考えるとさすがに
退院の翌日復帰はちょと無理だったかな・・・

本来であれば入院していた病院のお医者様に
『働いてOKよ』という診断書を先に書いてもらって、
それを持って産業医に面談を申し込む感じらしいです。

でも、診断書発行まで2~3週間かかると言われたので、
上司に何とかしてくださーい、と泣きついて、
先に面談をしてもらうことになったんですね。
だって、その間無収入じゃ、あたい死んじゃうもの。

それはともかく、元気そうな感じで産業医に会いに行き、
やる気まんまんアピールをして、無事復帰の許可をもらったのでありました。
(顔色をごまかすため、いつもよりちゃんとメイクもしたけど・・・
 ま、お医者様ならごまかしてもバレるもんはバレるかなぁ?)

面談では、復帰にあたっての不安点とか、自分の病気についてとか、
どんな薬を処方されているのかなどを聞かれました。

薬の数が多いので、あらかじめExcelにまとめて印刷して持ってった。
産業医の方でも控えておく必要があるみたいだったので、
印刷したものをそのままあげました。
全部口頭で伝えるのが難儀な場合は、そうすることをお勧めします。

面談の結果、必ず『指導区分』ってので自分をランク付けされるみたいです。
私は『準健康』っていうランクらしい。
(ちなみに入院中の期間は『療養』というランクになるらしい)

準健康ってのは、今まで通り働いてOKらしいです。
週5日、フルタイムで問題なし。
とりあえず勤務時間的に収入が減ることがなくて安心しました。

他にどういう区分があるのかまでは訊かなかったけど、
『週○日までしか勤務しちゃダメ』とか『1日4時間以内まで』とか
そういう区分もあるらしいです。

今回の『準健康』ってのは 3/31 までのランクです。
その後は定期的に産業医と面談をして、決めて行くそうです。

後からもらった病院の診断書を提出したところ、
文書で指導区分が書かれたものがちゃんと届きました。
ウチの会社って、健康に関してはしっかりしてると思った。

他の会社も同じような感じなんでしょうかね。
このブログをご覧の方、教えていただけると嬉しいです。

早く健康になりたいなぁ。
あと、産業医の常駐している場所が、病人には行きづらい場所だったので、
もう少し近い場所だと嬉しいなぁ。こっち来てとは言わないからさー。

ではまた。


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『高額療養費制度』と『限度額適用認定証』

こんばんは。

よさげな塩分無添加のパン屋さん(通販)を見つけたので、
さっそく色々と注文してみたのですが、お店から電話がかかってきて
『北海道は飛行機代もかかります』と言われて
泣く泣くキャンセルした今日この頃です。
(だってパン代の半額近くの送料がかかるって言われたんだもん・・・)

あー、でも塩分無添加なのに美味しそうだったなぁ。
送料たくさんかかっても一度注文してみれば良かったかなぁ。

毎朝ほぼパン食なので、納得の行く美味しい無塩のパン屋さんを
ぜひ早く見つけたいものです。


さて、本日は予告通り『高額療養費制度』について書きます。
以下の内容は、あくまで私が加入している健康保険組合の仕組みであり、
ご加入の健保により異なる点があるかもしれないことを、予めご了承ください。

通常、医療費の7割を医療保険が負担し、残りの3割を自己負担します。
(収入や医療保険の種類などにより負担の割合が異なる場合もあります)

『3割負担』というのは、風邪で病院にかかる程度であれば
数百円くらいで済むと思いますので、さほど気にならないと思いますが、
これが重い病気になると、自己負担分だけでウン十万円とか発生します。

そうなった時に窓口でポーンと支払える人ばかりではありませんし、
一生の付き合いになる病気等で毎月それをやってたら辛いですよね。

そこで、自己負担額の上限というものが定められており、
それ以上医療費が発生する場合には、医療保険や税金等で
まかなわれる仕組みになっております。

自己負担の限度額は約9万円ほどです。
あくまで『医療費』の限度額なので、医療費に含まれない、
食事代・病衣代・個室等の特別な病室の利用料などは除きます。
(診断書などの証明書発行料も医療費に含まれません。ご注意を)

しかしながら、一旦は3割を支払って、後から申請して
差額分を払い戻してもらうことになるのです。(約3ヶ月かかるそうです)
『3割』っつうのがおいくらかにもよりますが、これは結構大変です。

そこで、平成19年4月より、新たな高額療養費制度ができました。
それを利用するために『限度額適用認定証』というものを交付してもらいます。

入院が決まった場合に、事前に加入している健康保険者に手続きをします。
通常、数日~1週間ほどで『限度額適用認定証』が届くので、
それを入院費の支払いの際に病院の会計窓口へ提示すると、
約9万円を超える医療費分については初めから支払わなくて済むわけです。

あまりピンと来ないと思うので、具体的な数字を出して説明します。

1ヶ月の医療費の合計金額が100万円になったとします。
通常だと3割負担なので、窓口で30万円を支払って、
約3ヶ月後に自己負担金額(約9万円)を引いた
約21万円が払い戻されます。(払い戻しには要申請)

しかし、事前に申請をして『限度額適用認定証』を交付してもらっておくと、
最初から窓口で約9万円だけ支払えばいいわけです。
例え『3割』がいくらになったとしても!!

私は、これまでに書いた通り、その場で即入院を告げられました。
こういう場合、事前に『限度額適用認定証』を交付してもらうことは困難です。

その場合でも、まずは手続きをしましょう。
病院で定められた入院費の支払日までに認定証が間に合えば、
お会計の際に窓口に提示することで、約9万円のみの支払いで済みます。

ギリギリの手続きに郵送が必要な場合は、速達を使うようにしましょうね。
何で敢えて強調するかというと、ギリギリなのに普通郵便で送ってしまい、
後日大変後悔をしたから、でございます。阿呆ですいません。

まぁ、ただし手続きが郵送で行われるかどうかも、健保によりますので、
HPや電話でまずは確認ですね。

私が加入している健保では、必要な書類(書くだけで難しくないやつ)を
健保に郵送し、健保から認定証が郵送で送られてくる、という感じでした。
身体が弱ってたので、電話するだけでもしんどかったし、ちょうど良かったけど。

で、ここからはさらに健保により大きく異なるのではないかと思いますが、
支払った約9万円の自己負担額の一部を、後日健保が支給してくれる、
という、ありがたい仕組みがあるみたいです。

手続きも不要で、口座に自動的に振り込まれるようです。
現時点ではまだ振り込まれていませんが、なんつう神システム!
健保というものに生まれて初めて心の底から感謝しました。
(それだけ恩恵に与れるような重病が初体験だったので)

その他に世帯全体の1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合、とか
4ヶ月以上連続して限度額適用認定証を利用した場合に、
4ヶ月目からは自己負担額がさらに引き下げられる、とか
色々仕組みがあるようです。

この辺は私もまだ未体験ゾーンで詳しくないので、
今後体験することがあれば、後日追加で記事を書かせていただきます。

ちなみに、今日のお話は入院メインな感じで進めてまいりましたが、
平成24年4月より、外来もこの制度の対象となりました。

外来で月9万もかかるわけない!とお思いでしょうか。
今のところ私も何とか9万以内ですが、何か薬や検査が増えることで、
外来のみでも9万かかる可能性が十分にある状態です。
難病に処方される薬の中には、何だか分からんけどバカ高いやつもあるし。

というわけで、入院・外来に関わらず、明らかに9万を超えないケース以外は、
限度額適用認定証の交付手続きを速やかに行った方がよいですよ。

微妙なケースについては自分で申請するかどうか判断していいそうです。

てっきり何か厳密な規定があるのかと思って健保に電話して聞いたところ、
『手続きするかどうかはおはるさんのご判断でどうぞ』と言われました。
だから私のご判断で念のため申請しておきました。

で、ここまで書いたことはあくまで70歳未満の人の話です。
70歳以上の方には別に制度があって、負担額も違うはずです。
また、0歳~小学校就学前のお子様には『こども医療費助成制度』があって、
そっちはそっちで負担額が違うみたいなので、ご確認ください。

私は、最初に入院した総合病院で入院費を払う日までに、
『限度額適用認定証』が手元に届きませんでした。

しかし、お会計窓口のおねえさまがみすぼらしい私の恰好を見て
きっとかわいそうな子だと思ったのだろう。(うそです)
『認定証が届いたら提示しに来て下さい』と言ってその日の支払いを待ってくれた。

約数日後に認定証が届いたので母に窓口に提示しに行ってもらい、
最初に請求されていた『約21万円』のお支払いは何とか免れました。

昔から眼科だの耳鼻科だのでお世話になっていた病院だからかしら。
ハッキリ言ってこんな柔軟に対応していただけると思ってませんでした。
感謝してます。先日の保健所の書類不備の件と言い、助かりました。

さて、2日ほど医療費に関する話に逸れましたが、また明日から本筋に戻ります。
病気のことと、仕事のこと、その他のこと。

頭が弱いなりに一生懸命考えて乗り越えた日々について、
今だから書けることを隠さず残さず書きたいと思います。
では、また。


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特定疾患治療研究事業(特定疾患)について

こんばんは。

あまりにも毎日雪が降るので、うちの近所でも
雪まつりをやってくれないかなぁ~と思う、今日この頃。

できる限り外に出ずに公共機関や地下道を使って、
必要な用事を済ませることができないものかとそればっかり考えてる。

おかげさまでほとんどの用事を、外を連続して5分以上歩く事なく
済ませられるようになりましたよ。


さて、今日は『特定疾患治療研究事業』について書きます。

既に先月の記事で簡単には書いたのですが、
自分の体験したことを元にもう少し詳しく書いてみようと思います。

私の病気は全身性エリテマトーデス(SLE)なので、
主にSLEに関しての記述にはなると思いますが、予めご了承ください。

☆特定疾患について☆(12/29の当ブログ記事引用)
SLEは特定疾患治療研究事業の対象疾患であり、
治療費の自己負担金の一部を国が公費負担として助成してくれます。
SLEを含めて56疾患がこの制度の対象です。(2012年12月現在)

『特定疾患』と略されることが多いです。
また、『難病』という言い方をする人もいるみたいなのですが、
難病という言葉は医学的に明確に定義された言葉ではないそうです。

日本ではそういった難病の中で、特に『症例数が少なく、原因が分からない』
『治療に時間がかかる、または慢性的で患者や家族の負担が大きい』
(経済的にも精神的にも、介護が必要だったりとか)
治療方法が定まっていない臨床調査研究対象疾患が130疾患ほどあります。
(2013年1月現在)

その中で、一応診断基準が定まっているものの、難治度や重症度が高く、
公費負担にしないと原因や治療法の解明が難しいとされる疾患について、
自己負担を軽減するシステムがあります。

それが『特定疾患』と呼ばれるものであり、SLEもその中の1つです。
対象となる疾患は、SLEも含めて現時点で56疾患。

じゃあ、自分が病気になって入院した時に、自分の病気が
特定疾患の対象となるのか分かるものなのでしょうか。

・・・たぶん、自力じゃ分からんでしょうね。
特に私のような医療に関してまるで知識のない人間では。

『恐らく』ですけれど、お医者様が教えてくれると思いますよ。
じゃないときっと分からないもん。

これはあくまで私の場合ですが、病名を告げられる際に
『特定疾患の対象疾患だよ、ラッキーだね』と言われました。

病気になること自体が不運であるので、幸運と言われる筋合いはない。
特にSLEは日ごろの不摂生がたたってかかる病気というわけでもなさそうですし。

というわけで、最初はラッキーと言われたことに、かなり腹を立てていました。
案の定、直後に仕事においては契約終了を告げられ、
のほほんと過ごしているわけにはいかない状態だったからです。
上にも書いた通り、好きで病気になったわけじゃーないし。

でも、後からラッキーと考えざるを得ない事態が発生しました。
そのことについては後日あらためて書きます。

では、特定疾患の手続きについて、私のケースで経験したことを書きます。

まず、私の場合入院してからSLEを告げられたので、
自力で特定疾患の手続きをしに行けませんでした。
んー、近くに家族がいない人は一体どうしているんだろう??

転院先の大学病院には、特定疾患も含めてこういった手続き関係について
概要を説明してくれる窓口がありましたので、まずはそこに行きました。
この時点で24時間点滴を付けられていたので、ややしんどかったです。

しかし、実際に手続きを受け付けてくれるわけではありません。
手続きを行うためには、自宅の最寄の保健所に直接行く必要があります。
(病院の最寄にあらず。ご注意を)

これはあくまで私の経験上身に染みたことですが、
こういうものの手続きというのは、ケースごとに異なるので、
HPとかで念入りに調べてから足を運んだ方がよいと思います。

実際私は必要なものを一通り教えてもらって家族に依頼したにも関わらず、
いざ家族が保健所に行ったら『症状の箇所を撮った写真不足で不備』と言われ、
なおかつ家族と同居の場合には、家の中で一番収入の多い人の
源泉徴収票が必要と言われたので、父に借りて持って行ってもらったのに、
結局必要だったのは『私自身の源泉徴収票』だったりとか・・・。

不備、と言われて一度家に取りに帰るのは面倒じゃないですか?
まして、帰ればすぐ家にあるものならまだしも、探す必要があるものとか、
取得に日数がかかるものが不足していると言われた日には
最悪その日に手続きを済ませることができない、なんてことにもなりかねません。

事前によく調べた上で、持っていけるものは無駄になっても用意した方がいい。
と、私は思った。
(家族に代理で行ってもらってもそう思ったわけ。
これが自身の足で行った場合にはなおさら色々と後悔したと思います)

何でここまで言うかといいますと、『申請した日以降の医療費』について
後から戻ってくる仕組みなんですね。

どれだけ騒いでも申請日より前の医療費について、この手続きで
公費負担してもらえることは残念ながらありません。
だからめんどくさいとか他の問題ももちろんありますが、
手続きはその日のうちにスパっと済ませた方がいいわけです。

自己負担額がどのくらいになるのかは、前年の所得税の金額により異なります。
そのため、手続きの際に所得税額を証明するものが必要となるんです。

私がこの手続きにおいて最終的に必要としたのは以下のものです。

1、特定疾患医療受給者票交付申請書(新規)
  ※ 本手続の申込書のようなものです。

2、臨床調査個人票
  ※ 診断書のようなものです。お医者様にお願いして書いてもらいます。

3、住民票
  ※ 世帯全部のものが必要

4、健康保険証
  ※ 窓口で原本をコピーしてもらうので、特段理由がない限りは原本で。

5、世帯の中で生計中心者の前年の所得税額を証明する書類
  ※ 上述の通り、私は世帯で一番所得があるわけではないが、
    自身の源泉徴収票が必要となった。
    確定申告してるかどうかにもよるらしい。

6、『蝶型紅斑』の症状が出ている部分の写真
  ※ 『臨床調査個人票』の中にお医者様より『蝶型紅斑有』と記載された場合、
    症状が出ている箇所の写真も申請の際に必要となるそうです。

そんなわけで、私の場合『源泉徴収票』と『蝶型紅斑の写真』が不足しており、
なおかつ家族に『健康保険証のコピー』を預けたため、完全なる書類不備!

本来であれば、出直して来いや、と言われるところでしょうが、
窓口の人は何とか申請を受け付けてくれて、不備のあった書類は
至急用意してくださいね、ということで許してくれたそうだ。
(で、申請に行った母にがっつり怒られた・・・けど、私そんなに悪くないと思う)

健康保険証については『コピーのコピー』を窓口でとったらしい・・・
や、もうコピーごと差し上げたらよかったのに。

私も入院中だからいつ保険証が必要になるか分からないし、
原本を家族に預けるという発想はちょっとなかったんですよね。
他の人はどうしているんだろう?

また、源泉徴収票は紛失したわけではないけれど、
『机のあの引き出しのあの場所をあけて・・・』と言っても家族に通じなくて
書類を用意するためだけに病院に外出許可をもらって一時帰宅しました。
自分で用意する分にはホントすぐなんだけどねぇ・・・

『蝶型紅斑の写真』は自分で撮影するものではありません。
間違ってもプリクラみたいなユルい写真を自分で用意しないように。

これについては保健所の窓口の人が直接大学病院に電話をかけて
『写真撮ってもらえますか?』とお願いしてくれたみたいで、
自動的にお医者様が病室に撮影しに来ました。
デジカメでパシャパシャっとね。

かなり色々と予想外の事態が発生したものの、
保健所の人の機転のおかげでほぼ最短で手続きはできたと思います。

が、しかし、申請から認定されるまでは約3ヶ月ほどかかりますがね。
その間発生する医療費についてはとりあえず自分で払う必要があります。
認定を受けたあと、保健所の窓口に出向いて払い戻してもらうのです。

本日時点で申請日から1ヶ月半程度。
まだ認定証は届いておりません。
もともと3ヶ月かかると言われているので気長に待つことにいたします。

ああ、そういえば医療費に関してはもう1つ手続きをしたのですよ。
『高額医療費制度』の申請です。
(というか通常特定疾患の手続きより高額医療費の手続きを先にやると思う)

長くなったので、次回高額医療費制度について書きたいと思います。
入院した人の多くが必要になると思うので、
特定疾患よりも身近なテーマじゃないかな、と思います。

では、また。


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