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2012年11月、具合悪くて病院に行ったら「全身性エリテマトーデス(SLE)」と判明。 翌月退院して仕事にも復帰。 そんな私の、闘病と日常生活を書き綴ってます。
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『高額療養費制度』と『限度額適用認定証』

こんばんは。

よさげな塩分無添加のパン屋さん(通販)を見つけたので、
さっそく色々と注文してみたのですが、お店から電話がかかってきて
『北海道は飛行機代もかかります』と言われて
泣く泣くキャンセルした今日この頃です。
(だってパン代の半額近くの送料がかかるって言われたんだもん・・・)

あー、でも塩分無添加なのに美味しそうだったなぁ。
送料たくさんかかっても一度注文してみれば良かったかなぁ。

毎朝ほぼパン食なので、納得の行く美味しい無塩のパン屋さんを
ぜひ早く見つけたいものです。


さて、本日は予告通り『高額療養費制度』について書きます。
以下の内容は、あくまで私が加入している健康保険組合の仕組みであり、
ご加入の健保により異なる点があるかもしれないことを、予めご了承ください。

通常、医療費の7割を医療保険が負担し、残りの3割を自己負担します。
(収入や医療保険の種類などにより負担の割合が異なる場合もあります)

『3割負担』というのは、風邪で病院にかかる程度であれば
数百円くらいで済むと思いますので、さほど気にならないと思いますが、
これが重い病気になると、自己負担分だけでウン十万円とか発生します。

そうなった時に窓口でポーンと支払える人ばかりではありませんし、
一生の付き合いになる病気等で毎月それをやってたら辛いですよね。

そこで、自己負担額の上限というものが定められており、
それ以上医療費が発生する場合には、医療保険や税金等で
まかなわれる仕組みになっております。

自己負担の限度額は約9万円ほどです。
あくまで『医療費』の限度額なので、医療費に含まれない、
食事代・病衣代・個室等の特別な病室の利用料などは除きます。
(診断書などの証明書発行料も医療費に含まれません。ご注意を)

しかしながら、一旦は3割を支払って、後から申請して
差額分を払い戻してもらうことになるのです。(約3ヶ月かかるそうです)
『3割』っつうのがおいくらかにもよりますが、これは結構大変です。

そこで、平成19年4月より、新たな高額療養費制度ができました。
それを利用するために『限度額適用認定証』というものを交付してもらいます。

入院が決まった場合に、事前に加入している健康保険者に手続きをします。
通常、数日~1週間ほどで『限度額適用認定証』が届くので、
それを入院費の支払いの際に病院の会計窓口へ提示すると、
約9万円を超える医療費分については初めから支払わなくて済むわけです。

あまりピンと来ないと思うので、具体的な数字を出して説明します。

1ヶ月の医療費の合計金額が100万円になったとします。
通常だと3割負担なので、窓口で30万円を支払って、
約3ヶ月後に自己負担金額(約9万円)を引いた
約21万円が払い戻されます。(払い戻しには要申請)

しかし、事前に申請をして『限度額適用認定証』を交付してもらっておくと、
最初から窓口で約9万円だけ支払えばいいわけです。
例え『3割』がいくらになったとしても!!

私は、これまでに書いた通り、その場で即入院を告げられました。
こういう場合、事前に『限度額適用認定証』を交付してもらうことは困難です。

その場合でも、まずは手続きをしましょう。
病院で定められた入院費の支払日までに認定証が間に合えば、
お会計の際に窓口に提示することで、約9万円のみの支払いで済みます。

ギリギリの手続きに郵送が必要な場合は、速達を使うようにしましょうね。
何で敢えて強調するかというと、ギリギリなのに普通郵便で送ってしまい、
後日大変後悔をしたから、でございます。阿呆ですいません。

まぁ、ただし手続きが郵送で行われるかどうかも、健保によりますので、
HPや電話でまずは確認ですね。

私が加入している健保では、必要な書類(書くだけで難しくないやつ)を
健保に郵送し、健保から認定証が郵送で送られてくる、という感じでした。
身体が弱ってたので、電話するだけでもしんどかったし、ちょうど良かったけど。

で、ここからはさらに健保により大きく異なるのではないかと思いますが、
支払った約9万円の自己負担額の一部を、後日健保が支給してくれる、
という、ありがたい仕組みがあるみたいです。

手続きも不要で、口座に自動的に振り込まれるようです。
現時点ではまだ振り込まれていませんが、なんつう神システム!
健保というものに生まれて初めて心の底から感謝しました。
(それだけ恩恵に与れるような重病が初体験だったので)

その他に世帯全体の1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合、とか
4ヶ月以上連続して限度額適用認定証を利用した場合に、
4ヶ月目からは自己負担額がさらに引き下げられる、とか
色々仕組みがあるようです。

この辺は私もまだ未体験ゾーンで詳しくないので、
今後体験することがあれば、後日追加で記事を書かせていただきます。

ちなみに、今日のお話は入院メインな感じで進めてまいりましたが、
平成24年4月より、外来もこの制度の対象となりました。

外来で月9万もかかるわけない!とお思いでしょうか。
今のところ私も何とか9万以内ですが、何か薬や検査が増えることで、
外来のみでも9万かかる可能性が十分にある状態です。
難病に処方される薬の中には、何だか分からんけどバカ高いやつもあるし。

というわけで、入院・外来に関わらず、明らかに9万を超えないケース以外は、
限度額適用認定証の交付手続きを速やかに行った方がよいですよ。

微妙なケースについては自分で申請するかどうか判断していいそうです。

てっきり何か厳密な規定があるのかと思って健保に電話して聞いたところ、
『手続きするかどうかはおはるさんのご判断でどうぞ』と言われました。
だから私のご判断で念のため申請しておきました。

で、ここまで書いたことはあくまで70歳未満の人の話です。
70歳以上の方には別に制度があって、負担額も違うはずです。
また、0歳~小学校就学前のお子様には『こども医療費助成制度』があって、
そっちはそっちで負担額が違うみたいなので、ご確認ください。

私は、最初に入院した総合病院で入院費を払う日までに、
『限度額適用認定証』が手元に届きませんでした。

しかし、お会計窓口のおねえさまがみすぼらしい私の恰好を見て
きっとかわいそうな子だと思ったのだろう。(うそです)
『認定証が届いたら提示しに来て下さい』と言ってその日の支払いを待ってくれた。

約数日後に認定証が届いたので母に窓口に提示しに行ってもらい、
最初に請求されていた『約21万円』のお支払いは何とか免れました。

昔から眼科だの耳鼻科だのでお世話になっていた病院だからかしら。
ハッキリ言ってこんな柔軟に対応していただけると思ってませんでした。
感謝してます。先日の保健所の書類不備の件と言い、助かりました。

さて、2日ほど医療費に関する話に逸れましたが、また明日から本筋に戻ります。
病気のことと、仕事のこと、その他のこと。

頭が弱いなりに一生懸命考えて乗り越えた日々について、
今だから書けることを隠さず残さず書きたいと思います。
では、また。


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