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2012年11月、具合悪くて病院に行ったら「全身性エリテマトーデス(SLE)」と判明。 翌月退院して仕事にも復帰。 そんな私の、闘病と日常生活を書き綴ってます。
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予想外に困ったこと・その2

こんばんは。

どうも体調がすぐれないので、今日は短めに。
さっきまで元気だったのに、自分でも体調の予想がつかなくて
直前までとの格差に混乱中・・・


さて、先に入院していた親しい女性が退院し、
私の病室には基本的にきみ子さん(仮名)と2人、
検査入院で1日や2日別の方が加わることもあったけど、
ほとんどの日を彼女(プラス日中はそのご家族)で過ごしていました。

看護師さんは、朝に検温しに来たり、日中に血圧を計りに来たり、
特にこちらから呼ばなくても定期的に来てくれる時間があります。

と言っても大きな大学病院の看護師さん、
患者一人に対してかけられる時間は短めだと思うんですが、
それでも何か軽く質問したりすると、親身に聞いてくれます。

や、当たり前のことなのかもしれないけど、
どっからどう見ても忙しそうなのに、プロはすごいな~と
ちょっと感心してしまったもので・・・。

そこに目をつけた(!?)のか、きみ子さんはそういう時に、
看護師さんを長時間拘束するようになっていきました。

決まった時間に飲む薬があって、それを飲んでいるかどうか
病室に確認しに来た看護師さんに対し、
『どうせ、そんなの飲んでも効き目ないし・・・』と言ったり、
リハビリを一段階進めようという話をした時に、
『そんなの失敗するから無理・・・』とやる前から拒否ったり。

もちろん不安なことも多いと思うんだけど、
いつまで経っても、何日経ってもそうだったので、
内心、『ああああ~~ウザったい!!』と
イライラしながら聞いていた、わけです。

彼女のご家族もきみ子の話を基本黙って聞いているだけで、
『リハビリやってみよう』と説得するわけでもなく、
『別の薬に変えてもらうよう相談したら?』と提案するでもなく、
何のために朝から晩まで来てるんだ・・・?と思ってしまった、わけです。

それは、私自身も乗り越えなければいけないことがあるのに、
正直聞きたくない言葉ばかりでした。
ネガティブで、モチベーションの下がる言葉ばかり。

次第にそれはひどくなっていき、1回看護師さんが来るたびに、
拘束時間が30分・・・45分・・・と徐々に長くなっていく。

早めに切り上げる看護師さんもいたし、真剣に話を聞いて
とことん話に付き合う看護師さんもいました。

私は聞きたくなかったから、早めに切り上げてくれると、
ホっとしてたな。でも自分に対しては真剣に聞いて欲しい。
(勝手ですいません・笑)

ここまでは、1人で我慢してたのです。
この行動が、消灯後も続くようになるまでは・・・

そう、忙しくてかまってくれる看護師さんが減ってきて、
とうとうきみ子さんは消灯時に病室に来る看護師さんを捕まえて、
上記の行動を繰り返すようになりました。

最初は10分くらい。
処方されている睡眠薬が効かないから飲みたくない、という話。

でも看護師さんが薬を処方するわけじゃないし、
そういう話は日中、回診の時にでもお医者様に
言って下さいよ、って看護師さんは当然思うじゃん?

でも、飲んでも効かない・・・
けど、この時間にそれを言われても、飲むか飲まないかのどっちか。
以下エンドレス・・・

消灯後のこのやり取りは毎日続けられ、
時間も20分・・・30分・・・と徐々に長くなっていきました。

私は睡眠が浅く、寝るときに『マイスリー』という薬を処方されてますが、
寝つきのちょっとの時間だけ効くやつで、あとは効き目が薄れる
なんというか初心者向けの、比較的安全な睡眠薬なんですね。

この薬との付き合いは長く、私も飲んでどのくらいの間効くか
自分で計算して毎日飲んでいたのですが、
上記のやり取りのおかげで寝るタイミングを逃す日々が続き・・・
とうとうきみ子 VS 看護師さんのやり取りが、
消灯後2時間続いたことがありました。

マイスリーでは寝ることができず、
『レンドルミン』という睡眠薬を追加されるハメに。
なぜきみ子のせいで私がここまでしなければならない・・・!?

わたしゃ、完全に怒ったね。
もう我慢できない!!

この時、看護師さんはきみ子さんに気付かないよう、
こっそり私に謝ってから病室を出ていきました。
でも、私は看護師さんに対し、まったく怒ってません。

むしろ辛抱強く彼女の話に2時間付き合った看護師さんに
尊敬の気持ちすら湧きました。あとでレンドルミンも持ってきてくれたし。
いや、嫌味じゃないよマジで。

問題は毎晩毎晩消灯後を狙ってウダってるきみ子じゃ~~~!!

次の日運よく朝看護師さんが検温に来た時、
きみ子はトイレか何かで病室にいませんでした。
今しかない!と思い、それまで慎重に、誰にも話さなかったこの件を
相談するきっかけを作ろう、と思いました。

それで、日中、別室で話をする時間をもらえませんか?と
看護師さんにお願いしたのです。
きみ子さんは車いすで行動範囲も狭く、
病室の中で話せるのはそれが限界でした。

その時の看護師さんは、たまたま私の受け持ちの看護師さんでもあり、
用件は一切話さなかったけど、何となく察してくれたようです。

今も謎なんだけど、毎日病室に来ていたきみ子のご家族は、
バッグにずっとカセットテープレコーダーを入れていました。
その使用目的が分からなかったけど、私の言動が録音されていない、とは
絶対に言い切れる状態ではなかった。
(もともときみ子は細かいから、撮りたがりそうな気もするし・・・)

この時ストレスが溜まっていたのは、レコーダーに
たまたま気づいてしまった直後だったせいもあるかも。
こいつ何撮ってるの?気持ち悪い!!って思っちゃってさ。

今にして思えば、対象者にレコーダー見せるなんて、
ドジすぎるし、たぶん対象は私じゃなくて医療関係者の方だったと思うけど。
追いつめられてたんだなぁ、私・・・。

まぁ、それはともかく、その日の日中、
病室から少し離れた会議室を予約して、
その看護師さんと2人で話ができるように、セッティングしてくれました。

看護師さん、仕事の早いデキル女でした。
かっこいいなぁ~。

会議室で2人になり、鍵をちゃんと閉めたことを確認した私は、
これまで溜めに溜めたものをぶわ~~~~っと吐き出しました。
今まで慎重に、誰にもそぶりを見せずに溜め込んできたストレス。

看護師さんも、そんなに完璧に隠さずに話してくれて良かったのにー
って言ってくれたんだけど、常にきみ子は部屋にいるからさ。
そしたら、ナースステーションに愚痴りにおいで、と言ってくれました。

私がこの病院へ転院する前から、きみ子さんは別の4人部屋にいる時、
同室者からクレームが来ており、正直扱いに困っていたらしいです。
私はこれまで一切文句を言わなかったので、
『おはるさんと同室なら大丈夫だね』って誤解されてたみたい・・・
あまり完璧すぎる演技をするのはやめよう、と心に誓った。

きみ子自身は、自分の体調の悪さを訴えて、個室に行きたかったらしい。
でも個室に行くような緊急性の高い症状ではないし、
隔離が必要な患者が他にいっぱいいるし、
しかもきみ子は症状のせいにして無料で個室に行きたかったらしいし、
そんなの無理に決まってるよねぇ。それで毎晩ウダられてもさ。

そういうわけで、現在の病室が基本的に私ときみ子だけなのは、
他の患者を入れるとモメる確率が高くなる、という理由だったらしい。
検査入院で数日なら我慢できるけど、私のような長期入院者には、
きみ子は耐え難いストレスだろう、と言うことで。

そこで、私はこれからも彼女と同じ病室でかまわないので、
ある『お願い』を持ち掛けてみた。

短めにっつって結局長くなっちゃったけど。
続きはまた明日。


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