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2012年11月、具合悪くて病院に行ったら「全身性エリテマトーデス(SLE)」と判明。 翌月退院して仕事にも復帰。 そんな私の、闘病と日常生活を書き綴ってます。
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初めての入院・2

昨日の宣言通りのんびり過ごしていたら、
今度は母親がふてくされました。

何かもうめんどくさいのでやっぱり料理は自分でやろうと思います。


さて、父親の助けもあり、無事(!?)に入院した私。

しかしながら、この時の私は転倒レベルというのが高かったらしく、
トイレ行くのもどこ行くのも必ずナースコールしなきゃならないらしい。

(たまたま)病室の目の前がトイレだから1人で行けるんだけどなぁ。
でも決まりだからしょうがないよね。

まさか、用足してる間も隣にいるの!??って思ったけど、
終わったらまた呼んでね、と一度外してくれました。
ああ、よかった。(きっと病状などによるのでしょうが)

そんでもって当面の間、絶食だそうです。
(もっとも食欲が全くないのでそれは別にいいのですが)

でも同室の人たちに夕食が運ばれると、
美味しそうな匂いがしてちょっと羨ましくなってしまう。

私も早く痛いのと吐き気が収まって普通にごはんが
食べられるようになりたいなぁ、とこの時思っていました。

そういえばこの時同室だった人は私以外全員おばあちゃんでした。

A・実年齢より20歳近く若く見えるおばあちゃん
(頭もしっかりしてて全然ボケてない)



B・踏んだら自動的にナースコールされるマットを敷かれて
ふてくされてわざとに何度もマットを踏んでいるおばあちゃん



C・マットばあちゃんの言うことに何でも同意する
キャラがよく分からないおばあちゃん

の3人でした。

おばあちゃん(A)は世代の差もまったく感じさせず、
普通に会話することが可能でした。

でも、Bのおばあちゃんと会話するのが難しかったです。
ボケているとかそういうことじゃなくて、私のことを
『若いしよく分からないから話しかけたくない』と
目の前で陰口叩くので、こちらも話しかけにくくて・・・

ばーちゃん(C)はばーちゃん(B)の言ってることに
何でもホイホイ同意しているし。

老人ホームってこんな感じなのかな、と思いながら、
最後までばーちゃん(A)以外とはあまり話をしなかった気がします。

一晩経って。

やっと自分が入院しているんだな~と実感がわいてきたのは、
翌日の朝の事でした。

いつも目覚ましに使っている携帯の音がしなくて、
(病院だからマナーモードにしていた)
代わりに看護師さんが検温とかに回ってくる時の声で目が覚めて、
病室からの景色が違って、
顔を洗う時に洗面所の使い勝手がいつもと違って、
『いつもと何か違う』という感覚の連続で、だんだん実感がわいてきた。

そして、いつもと違うどころか、すごくびっくりしたのが『回診』

文字通り各科のお医者さんが、入院患者を順番に診て回るのですが、
ぞろぞろと団体で病室に入ってくるし、足音うるさいし、何かエラそう!!
・・・って思っちゃった。(きっと科によります)

ちなみに、総合診療科は医者不足なのかいつも1人で回診に来ました。
心臓にやさしくてたいへん助かります。

入院の際は、回診への心の準備をしておくことをお勧めします。

どこか行くのに必ずナースコールしなきゃならない私は
散歩もできず、常にベッドの上にいるのでとても退屈でした。

新しい本を買ってはすぐ読み終わり、クロスワードも解き終わり、
同じような姿勢を続けているので腰は痛いし、
ほとんどの時間点滴がくっついているので腕をあまり動かせないし、
ストレスが溜まります。

そして、一日何度も吐き気や痛みでナースコールを繰り返す日々でした。
と言っても、吐き気止めも痛み止めもいくらでも打てるものじゃないから
看護師さんを呼んだところで、症状が落ち着くまで
見守ってもらうしかない時もあったんだけど。

それでも1人で『具合わる~い』と思ってるよりは
だいぶ心強かったです。

幸い、数日かかりましたが徐々に吐き気も痛みも治まってきました。
あと、この時すごくおなかを壊していたのですが、
それも痛みなどとともに治まってきました。

この時、一度絶食に加え、絶飲もプラスされた日もありました
普段から水分を人より多くとる習慣の私には、
絶飲は絶食よりよっぽど辛かったです。

しかし、幸い絶飲は2日ほどで解除されました。
そして、丸5日ほど続いた絶食もいよいよ解除。

で、入院して初めて運ばれてきたごはんは
『テルミール・ミニ』って書かれた紙パックのジュース

・・・え、これだけ!??

・・・これだけらしい。

このテルミールミニとやらは栄養がたっぷり入った
非常に有難い飲み物なんだそうじゃ。

って言われてもこれじゃーおなかすいたままだよー。
素人的にはカロリーは要らんから、腹の足しになるものくれーって思う。
だって落とすべき脂肪がたっぷり身体についてるし。

まぁでもせっかくなんで、飲んだ感想は書いておこう。
入院中に出てきたテルミールは全部で4つの味。
他にもあるのか、これで全部なのかは知らないけど、
よろしければ参考にしてください。

コーヒー味:すんごく甘いコーヒーが好きな人にはお勧め。私的にはOK。
バナナ味 :ちょっとわざとらしい感じのバナナ味。私は苦手。
コーンスープ味:美味しい。冷たいコーンスープとして普通に飲める。
麦茶味  :乳製品で基本的に甘い飲み物であるテルミールに
        何故この『麦茶味』が存在するのが非常に疑問。
        一言で言うと『斬新な味』

このテルミールさんとはしばらくの間、お付き合いしました。
美味しいとか苦手とか書いてますが、どれもこってりには違いないです。
だから、飲まずに済むならどれも飲みたくはない。これが正直なところ。

しかし、どれかの味を飲まなければいけないのであれば、
個人的にはコーンスープ味が断然お勧め。
でも入院した病院では、出てくる味はランダムらしいんですよね~。
だから斬新な麦茶味にも時々お会いしました。
でも、麦茶味とだけは仲良くなれる気がしなかった・・・

もう少し、乳に合った味にすればいいのに。
バニラとかチョコとか、アイスの味とかで考えていけば
もっと美味しく飲める味ができるんじゃないのかなぁ~。
(あくまで素人の感想ですけど)

私としてはどうせ濃厚な感じになるのであれば、
ロイヤルミルクティ味が欲しいです。
もしくはミルメークのように自分で好きな味にするとかね。
商品開発のご担当者様、ぜひご検討ください(笑)

さて、次回で『初めての入院』シリーズに一旦区切りをつけます。
いよいよ少し闘病っぽい感じになればいいなぁ。

ではみなさま、ごきげんよう。


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